約150人が参加し討論が交わされた
会議は武藤副委員長の司会ではじまり、冒頭、昨年12月にご逝去された、故藤木中執(九州ブロック担当)への黙祷を参加者全員で捧げた。
主催者を代表し柴山委員長があいさつし、そのまま座長に就任しすすめられた。
岡本書記長が2020年春闘方針として①公務・公共部門労働者の賃金・労働条件の維持・改善、②行財政改革、農政改革などから組合員の雇用と労働条件の確保、③民主的な公務員制度改革の実現と自律的労使関係制度の確立、④政策・制度要求、格差是正、安心・安全・公正な「働くことを軸とする安心社会」の実現、⑤組織強化・拡大、などについて提案した。
質疑・討論では2日間にわたり29人が、①定年引上げの早期決着、②ワークライフバランスの実現、③地方組織のフルタイム再任用や新規採用者の配置、④再任用職員への公務員宿舎の貸与、⑤事業所職域での業務と人員のミスマッチ、⑥農研機構の組織見直し、⑦研究拠点・研究支援部門の人員減による負担増、⑧技術専門職員の職種変更での異動要件の是正、⑨種苗管理C中央農場の遺伝資源業務の縮減、⑩水研教育機構での調査船廃止と民間用船の活用による負担増、⑪組織強化における未加入者対策、などの課題で発言し、中央本部がこれらの質疑等への見解を示し、春闘方針を満場一致で確認した。
最後に、「組合員一丸となって全力で闘い抜く」とした「闘争宣言」を採択し、柴山委員長の団結がんばろうで闘う決意を固めた。
2日目の講演では、藤村博之・法政大学教授から「働きやすい組織を実現する労働組合の役割」をテーマとした講演を受け、全農林がすすめる「世話役活動」が労働組合の基本であることを確信し、参加者は組織拡大にむけ取り組む決意を新たにした。
2020年02月08日 | 会議等の開催状況